どうなる『家庭医診療科(Family Practice)』
厚生労働省は、医療機関が名乗ることができる診療科を、現在の38科から20科程度に再編する方針を固めた。細分化して患者にわかりにくくなっている診療科を廃止する一方で、幅広い病気を診断できる医師に公的資格を与え、その医師がいる医療機関には「総合科」(仮称)を名乗ることを認めることなどが柱だ。患者が医療機関を選びやすくするほか、医療機関ごとに初期診療と専門医療の役割分担を明確にし、医師不足の一因とされる大病院への患者集中を緩和する狙いもある。
厚労省は今月21日、医道審議会に診療科名について検討する専門部会を立ち上げ、再編案を決めていく。08年度からの変更を目指す。診療科の見直しは96年以来。
現在、医療機関が名乗れる診療科は医科33、歯科4のほか、一定の臨床経験を要件に国が許可する麻酔科がある。学会の要望などで細分化が進んだが、患者からは「花粉症だが耳鼻科とアレルギー科のどちらを受診するか迷う」「神経科と神経内科の違いが分かりにくい」などの声があった。
見直しは、各学会による専門医の認定制度を調整している日本専門医認定制機構が定める18の基本診療科をもとにする。内科、外科、小児科など20科程度に絞る方針だ。アレルギー科、神経内科など19科の廃止や、「救急科」など4科の新設を検討する。「内科(呼吸器)」といった得意分野の併記は認める。
現在は1人の医師がいくつでも診療科を名乗れるが、あまりに幅広すぎると批判があり、医師が1人の診療所では名乗れる診療科を2科までに制限する方向だ。
見直しの目玉は「総合科」の新設。患者が最初にかかる初期診療で高い能力を持つ医師に、麻酔科のように国が公的資格を与え、その医師がいる医療機関に「総合科」を名乗ることを認める。体調の悪い人がどの診療科に行ったらいいか迷う場合、まず総合科にかかるようになれば軽症患者がいきなり大病院に行くことが減り、大病院の混雑解消や、多忙のあまり医師が大病院を辞める医師不足の改善につながると厚労省は期待する。
asahi.com:診療科を半分近くに再編 医師不足解消の思惑も 厚労省 - 暮らし
現在、ひとりの医師がいくつでも診療科を標榜でき、一部に批判があることは知っていました。しかし、『医師が1人の診療所では名乗れる診療科を2科までに制限する』という杓子定規的な動きには疑問を持たざるをえません。何故医師1人2科なのでしょう? 根拠がわかりません。医師の様々な能力によって決まることではないのですかね。
一方、現在日本では認められていませんが、世界には「家庭医診療科(Family Practice)」というものがあります。「かかりつけ医」「家族医」と理解するのがよさそうです。日本では「家庭医診療科」と標榜することが出来ないため「内科、小児科、婦人科、皮膚科...」という併記する形になっています。
「家庭医」というのはあなたやあなたの家族が出会う健康についての色々な心配、問題についてまず相談を受け、そのほとんどに対応できる医師であり、「かかりつけ医」「家族医」「あなたの顧問医」などというと考えやすいかもしれません。継続してお付き合いすることで、あなたの置かれた家族での状況、仕事での状況、いま最も気になっていること等をふまえた上での最善の医療を提供できるような研修制度受けています。
ですから、一個人としての「あなた」のことを一番よく知っている医師であり、「あなたのこと」を専門に診る医師が、家庭医なのです。診療分野としては、プライマリ・ケアというのですが、日常よく出会う病気や予防活動、健康相談などについて、年令、性別、臓器や病気の種類に制限されることなく対応することを得意としています。もちろん、一人の医師としての能力の限界をしっかりわきまえていますので、ご相談の内容が私たちの守備範囲を超えてしまった場合は、その分野の専門医の力を借り、かつ紹介しておしまい,ということではなく、専門医と相談・協力しながら、時にはみなさまの心配事や質問を取り次ぐパイプ役として、ひきつづきあなたの顧問医として診察を続けます。
医療法人鉄蕉会 亀田メディカルセンター | 診療科紹介 |
『一個人としての「あなた」のことを一番よく知っている医師』というスタイル、大注目!!です。
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