2007年4月28日

父親が子育てしやすい会社


 父親の子育てを推進するNPO(非営利組織)「ファザーリング・ジャパン」(FJ)と第一生命経済研究所は共同で、「父親が子育てしやすい会社アンケート」を行い、結果を発表した=表参照。トップ10はいわゆる大企業が占めた。ただ、全体的に回答数が少なく、「残業時間など、答えたくない項目もあったからではないか」(松田茂樹・第一生命経済研究所主任研究員)という。
 従業員301人以上の上場企業2238社を対象に今年2月に郵送。回収に応じたのは69社(3・1%)だった。労働時間、休業制度、出産・子育てサポート、啓発・研修の4分野約40項目で、制度や利用実績があるほど加点される。
 1位の日立製作所は、最長で子どもが小学校3年生修了時まで利用可能な短時間勤務制度があり、男性の利用もある。5日間の配偶者出産休暇は分割でき、05年度は100人以上が取得した。
 2位の帝人グループは、残業を含む年間総労働時間が従業員平均で1900時間と短く、男性の育児休職も多い。3位のトヨタ自動車も年間総労働時間が短く、部分的在宅勤務制度があり、事業所内の託児施設も交代制勤務に対応している。
 FJの安藤哲也代表は「個人の意識改革と、企業の制度整備や社内風土の変革が肝心」。松田研究員は「父親が子育てしやすい会社は、それ以外の社員にも働きやすい会社。制度充実にはコストがかかるので、国を挙げて取り組むべきだ」と話している。【浜田和子】

==============
◇父親が子育てしやすい会社

順位 会社名     総合得点
1  日立製作所   258
2  帝人グループ  223
3  トヨタ自動車  213
4  ニチレイフーズ 207
5  富士ソフト   206
6  花王      205
7  ヤマハ     204
8  アサヒビール  195
9  味の素     185
9  川崎重工業   185

子育て:父親がしやすい会社、なお大企業が中心 時短、育休など充実-話題:MSN毎日インタラクティブ

 回答した企業が69社、3.1%という現実に、まだまだ実態として厳しい現実があるようです。
 子どもが産まれるとそれ以前に比べいろいろとお金がかかりますから、制度として短時間勤務があったとしても「収入が減少する」「査定や昇進に響く」などの理由でなかなかその選択肢をとれるお父さんは少ないのではないでしょうか。
 通信インフラが発達した現在では在宅勤務制度の充実を強く望んでいましたが、情報漏えいという問題がその道に強く立ちはだかります。手軽さでは、子どもの傷病やお母さんだけでは手が足りないときに臨機応変に対応できるフレックスタイム制度や子どものための傷病休暇が貴重な存在であると言えると思いますが、様々な職種がありますので、それぞれの職種に応じた制度やその運用というものがより重要になってくるものと考えます。


[この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます]

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
※ 下記URLの大文字「MT」を半角小文字「mt」に変換してご利用ください。
http://kurashi-no-shiori.com/cgi/mt/MT-tb16.cgi/1667

コメントする