« 2005年12月 | メイン | 2006年02月 »
2006年01月29日
電気製品はネット通販で施主支給
これはネット通販で買ったもので施主支給です。施主支給っていうのは、要するにとうちゃんが自分でインターネットでネットショップに注文して、工務店さんに取り付けだけをしてもらったっていうことです。ネット通販では、電気製品が定価の3割4割引きとかで買うことができます。工務店さんに丸ごとお願いして入れてもらうよりも、電気製品にかかるコストが安く済みます。ネット通販で同じものが安く簡単に手に入るのなら、近所のホームセンターとかで電気製品買ったりするのも馬鹿らしくなっちゃいます。一所懸命働いて得たお金、大事に使いましょう。
施主支給は嫌がる工務店さんがあると本などに書いてありますけれど、今回、高政工務店さんには施主支給で受けていただきました。感謝!感謝! です。
他に、電気製品ではビルトイン食器洗い乾燥機もネット通販で施主支給です。
結局、今の家って、たいていは電気製品のカタマリみたいになっちゃってます。そういうところでコストがかさんでいくのは、どうもイマドキ腑に落ちません。チマタでは、あれよあれよと値引きされる家。もう家という名の電気製品だから、3割4割引きは当たり前! てことになるってわけなんでしょうか。そのうちアキバで家も売りだすに違いないっす。
この家では、ダクトレールに照明を付けることを基本にしています。子どもたちの成長に合わせて、部屋の使い方も変わっていきます。部屋の使い方が変われば部屋の照明も変わっていきます。ダクトレールには、スポットライトやペンダントや、好みの照明を自分でいくつでも取り付けることができます。工事は必要ありません。だから、部屋の使い勝手に合わせて、ひょいひょいっと照明を移動したり、増やしたり、減らしたりできるってわけです。照明器具の種類を揃えておけば、交換用にいろいろな種類の電球や蛍光灯を用意しておく必要もありません。てなわけで、スポットライトを主に使うことにして器具を揃えることにしました。
ちょっと部屋を暗くしてリラックスしたムードにしてみたり、子どもたちが勉強するようになれば明るめにしてみたり、手芸をしたくなったら手元を照らすペンダントを下げてみたり、照明器具も、その時の気分と用途によって着替えちゃおうっていうわけです。最初はコストを抑えるためと様子を見るために、少なめに付けることにしておいて、必要に応じて増やしていこうってケイカクです。
Date : 2006/01/29 22:06
Posted : jun
Category : 暮らしの家
Tags :
None
Comments : 0
Trackbacks : 0
2006年01月24日
ガルバリウムに包まれて ワタシは生きるの
「普通の人っていうのはね、そういうのは、わからないモンなのよ」と、N先生。
かあちゃんが通っている整体のN先生は、この道に進む前は某ハウスメーカーに勤めていたのだそう。
「だけど、白よりは黒がいいとか、右よりは左がいいとか、そのぐらいは言ってもよさそうじゃないですか」と、かあちゃん。
「それがわからないモンなのよ」。
「そうなんですかねぇ」。
「そうなのよ」。
内装がほとんど無いので決める項目があまり無いと言えば無いわけだけれど、一からつくる家、決めることや考えることは、それでもいろいろとあります。でも、とうちゃんは、家の打ち合わせをしていても、ぬぼーっと座っているだけ。どんな家にしたいの? その家で何をしたいの? 何も出てきません。
「それは、アナタがそういう世界の人だから言えるんであって、普通の人っていうのは、家なんてどうしたらいいのかわからないモンなのよ。普通の人であるダンナさんがわからないのもムリないのよ」。そうなのかな。わからないでもないけれど。普通の人は、平面の図面を見てもそれを頭の中で立体に起こして考えてどうのこうのなんてわからない…イメージが色で浮かんだりすることは難しい…それはそうなのかもしれないけれど…。
地べたを見てごらん。アリンコが棲家をつくってる。木の上を見てごらん。カラスが針金ハンガーで棲家をつくってる。ツバメだって、ウサギだって、クモだって、キタキツネだって、ハムスターだって、ビーバーだって、みんなみんな棲家をつくってる。人間だって、もともと自分の棲家は自分でつくってたんだ。
自分の棲家をつくるのは生物の本能だ。よく家を買うこととクルマを買うことを比較して言ったりするけれど、人間が棲家を持とうとするのは多くの生物と同じように生きるための本能であって、クルマを持とうとすることはべつに本能じゃない。それは大きな違いだ。
赤ちゃんが産まれたら父親になれると思ったら間違いだ。家を買えば一家の主になれると思ったら間違いだ。自分の棲家を自分でつくれない父親が、子どもを育てていけるものか。失われた本能を呼び覚ませ。
外壁にガルバリウムが貼られ、柱だけだった家が囲まれ、家らしくなってきました。断熱材つきのガルバリウム鋼板なので、外壁は貼っただけでおしまいです。最初は倉庫のイメージだったので縦の波で使うかと思ったのですが、横に貼った方が柱に止めやすく、また縦の波にするよりもムダが少なくなりコストダウンにもなるということで、横の波で貼ることになりました。
見ていると、結構普通の家になっちゃったかなぁ…という気がしないでもありません。いや普通でいいんです。果たしてそれなりの家が建つのか? という状況だったんですから、普通の家が建ったのならスゴイことです。いやでもやっぱり落ち着いて考えると普通じゃありません。飲み水は井戸水だし、長屋なのに木のお風呂だし、構造は丸見えだし、土間なんてあるし、しまいには屋根に水を流そうっていうんですから、冷静に考えると普通じゃありません。
でもやっぱり普通の家になっちゃったような気も…。いやちっちゃい家だから、やっぱりあまり普通ではなくて…。もうね、なにが普通なんだか。
Date : 2006/01/24 23:00
Posted : jun
Category : 暮らしの家
Tags :
None
Comments : 5
Trackbacks : 0
2006年01月17日
ある建売住宅
「この家がさ、柱がほーっそくてさ! ウチと同じ合板使ってるんだけど、合板にガタガタに釘が打ってあって雨ざらしになってて、合板がもう釘のサビだらけになっちゃってるんだよね。あんなの買うんなら、ウチの方がよっぽどいいよ」。
折込チラシを見て、とうちゃんが言う。
子どもたちを連れてよく遊びに行く公園の近くに建設中の家を、時々観察していたみたい。それができあがって、売りに出されたらしいです。6,500万円の建売住宅。立地はよくないけれど、まぁ、ありがちな3LDKの、ツルピカのシャレた風な1軒家。
「こうなっちゃうと、わかんないもんだね」。
とうちゃんなんか、自分が家を建てる前までは、道を歩いていたって家を観察したことなんかミジンもなかったクセに、結局自分で建築雑誌の1冊も買わなかったクセに、「家ができあがるまでは、しょっちゅう見にいくんだよ。見る人は毎日見に行ったりするんだから」と、土地を買う前にかあちゃんが言うと、「えー! 見に行ったりすんのー?」なんて言っていたクセに、よくまぁなんだかエラそうなことを言ってるもんです。
でも、その建売住宅、だれかが買うんだろうね、6,500万円払って。6,500万円っていったら、平均的なサラリーマンにはちょっと買えないかもっていう金額だよ。残業したり、スーパーの安売りの日だけに買い物に行ったり、「家を買ったから旅行はあきらめよう」なんて言ったり、奥さんが内職やパートしたり、そうやって、一所懸命に、ローンを返したりしていくんだろうね。サビだらけの、ほっそい柱の家と、その家を売ったデベロッパーのために。
なんかそういうのもイヤだから比べるわけでもないけれど、今ウチで建てている家は、雨が降りそうなら濡れないようにとシートをかけてもらい、柱に傷がつかないようにと養生してもらい、釘1本打つにも気を配って建ててもらってはいるよね。それはやっぱり、私たちあっての家だから、そうしてくれているのだろうね。設計の人やお金を出してる当人がしょっちゅう見に来ていたりして、やっぱり気を遣ってもらっているのだろうね。
でも建売住宅は特に、どこの誰が住むのか、売れるのかもわからないでつくっているものだし、早く建てて早く売らないとならないものなんだろうね。だから、お金も手間もかけてられないんだろうね。立地悪い、スカスカに立ってる細い柱、見えない壁の中は釘がガタガタでサビだらけ。でもべつに建築基準法違反じゃないんだろうし。通すところは通ってるわけで。
立地悪いのは仕方ないよね、いい土地は手放す人が少ないから、なかなか売りに出ないわけだもの。もしいい土地が出れば、先を争って不動産業者がとっとと買い占めてしまうわけで。だから土地を買って自分で建てるってことは、このへんではまず困難だよね。だから、建売住宅を買うのも仕方ないのかもね。だから、ウチは立地優先して、業者が手を出さない狭小地になったわけで。
で、この建売住宅、値引きとかして、そのうち買い手がつくんだろうね。この建売住宅を建てるために実際にかかっている金額って、いったいいくらなんだろうね。
画像は、ウチが建ててる家の、これまで経てきた数々の設計図面とか、あれやこれやと書き込まれたり線引かれたりした見積書とかを、そのつどファイルした束。
そうだね、あの建売住宅には、ないモノ。
Date : 2006/01/17 23:54
Posted : jun
Category : 暮らしの家
Tags :
None
Comments : 0
Trackbacks : 0
2006年01月12日
ところで家の見積りとか
「なにその家。おもしろそう! やらせて」。
そう言ってもらった工務店さんがありました。
話はさかのぼって、家の見積りを取ろうとしたときのことです。
実際に家を建ててもらうのを、どこにお願いするのか…。
私たちの建てようとする家は、工務店さんにとって「やりたい」と思う家ではない、そう思いました。
街にたくさん建っている建売の家は、利益が生まれるようにつくられています。工程が増えれば増えるほど、建材の種類が増えれば増えるほど、設備が豪華になればなるほど、そこに儲けが出ます。
工程を少なく建材の種類も少なく豪華な設備を入れない、逆をしようとしている私たちのつくろうとしている家は、儲からない家、しかも小さいので手間のわりにはますます儲からない家。構造あらわしなので手抜きのできない家。工務店さんにしてみれば、言ってみれば「ウマミ」のない家です。
ただひとつ、「おもしろい」と思ってもらえる。「やってみたい」と思ってもらえる。
それが望むことでした。
…そう言ってもらえるところがあるのなら、その工務店さんにお願いしたい。
そして、設計事務所さんは、その工務店さん1社に見積りをお願いしました。
1ヶ月半、待ちました。
出てきた見積り額は、あまりにもはずれた、努力のあとも見られない、検討の結果も見られない金額。
1ヵ月半待った時間はなんだったのか…。
その時間のあいだにも、早くその場所に住まわせたい子どもたちは成長していきます。できるだけ丁寧に建てていただきたいと、余裕をみて施工期間をとっていました。その余裕がただ無駄に失われました。私たちの時間を軽んじている金額を出す工務店さん。その工務店さん1社だけにしか見積りを依頼していなかったのは、失敗だったんじゃないのか…なぜ2~3社に同時に見積りを依頼しなかったのか…。
でも、大事なことは、本当に、この家を建てたいと思ってくれていたのかということです。
あらためて、他の工務店さん2箇所に見積りをお願いします。短い期間ながら、明細のある見積りを出してくださった高政工務店さんに、家を建てていただいています。短期間だったのに答えを出してくれた…それは誠意と思えました。
お任せするのだから、信頼できるところにしたい。
それは結果的に抑えられた金額ということにもなりました。
でも、今になって、思うことがあります。
「本当に、私たちの家は、「ウマミ」のない、工務店さんにとって「やりたくない」家だったのかな…」
「儲けだけを考えて、どの工務店さんも仕事をしているわけでは、ないんじゃないかな…」
『東京町家をつくる会』の工務店さん、創建舎のNさんに「やりたかったです」とひとこと声をかけていただいたとき、なにか自分の思い込みが間違っていたのではないかと、ふと思いました。
本当につくることの好きな人は、最終的には受け取り手の喜びだけが支えです。
それは、もののつくり手だったかあちゃんが、よくわかっていたことのはず。
そんなつくり手は、実は、たくさんいたんじゃないかって。
↓アンケート実施中にトラックバック↓
相見積りに関するアンケート
○あなたの立場は:
施工者 設計者 ●住まい手 その他( )
○相見積りについて:
良いと思う 良くないと思う ●わからない
○相見積りを依頼しますか(住まい手):
する しない ●わからない
○設計と監理がしっかりしていれば、誰がつくってもほぼ同じ物が出来ると思いますか:
思う ●思わない わからない
○同じ図面で見積りしたのなら、安い価格の業者が良いと思いますか:
思う 思わない ●見積り内容による
○相見積りをしたことがある方は、過去に最高と最低で何%ぐらいの差がつきましたか:
?%
Date : 2006/01/12 22:00
Posted : jun
Category : 暮らしの家
Tags :
None
Comments : 4
Trackbacks : 1







