2005年11月19日

シニアシミュレーション「うらしまたろう」


 第5回「東京町家」勉強会で、東京ガス新宿ショールームのシニアシミュレーション、その名も「うらしまたろう」で、高齢者の疑似体験をすることができました。

 その概略は、メガネ、耳栓、サポーター、重り、手袋を身に付けることで視覚、聴覚、触覚、筋力、柔軟性の衰えを再現させ、各種体験をしてみるというものです。
※ 怪我防止のため、利き手利き足のみサポーター、重り、手袋を着用しました。

■階段シミュレーション
 勾配の違う2つの階段を昇り降りし、適切な勾配や手すりの必要性を体感するというもの。昇りよりは降りの方が恐怖感があります。降りの方が体への負荷が高いことがよくわかります。
勾配30度の緩やかな階段設置は狭小では難しい場合が多い。子どもがたちがいますから、「手すり」の設置と折曲り階段の場合は「踊場」の設置でしょうか。

■車椅子シミュレーション
 通路幅や敷居の段差、ドアの開閉を体感するというもの。何気ない勾配に見えるのに、これが結構難しい。車椅子初体験ということもあるかもしれないのですが、左右のタイヤをバランスよく漕ぐのは至難の業。少し勢いをつけたら前タイヤが浮いてウイリー状態。さらに、車椅子で開き戸はダメですね。片手でドアを持ちながら、車椅子を片手で後退させるなんて容易ではありません。これが杖を突いていたとしても同じでしょう。
アトムがある公共施設の開き戸で怪我をしてからというもの、開き戸は恐いイメージがつきまといます。使いやすさという点からも引き戸がよいのでしょうね。

■浴室シミュレーション
 浴槽の高さを変えて出入りのし易さを体感するというもの。サポーターや重りは立っているときは多少動きづらい程度という感じであったのですが、一度浴槽に座っていざ立とうとすると、これがなかなか立てない。狭い浴槽でスッポリはまると、体もひねれないので立ち上がることが困難でした。また、視覚も衰えているので浴槽の底までの距離感がつかめず、転びそうになります。
腰掛けて浴槽に出入りする工夫が必要ですね。

■視覚シミュレーション
 白内障を体感するというもの。コントラストがない画像は全て区別がつきません。遠近感もなくなるし、よく見えないというのはストレスとなります。

■聴覚シミュレーション
 聴覚の衰えを体感するというもの。同じ母音の言葉の区別がつかない、雑音や音楽がバックに流れているとサッパリもって区別がつきません。さらに、自身がどの程度の声の大きさで話をしているのか、サッパリわからなくなります。こちらもストレスになります。


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