アウトドア和室!?
土間と畳の部屋が欲しいというのが、かあちゃんの希望だ。
その土間っていうのも、ちかごろ普通はテラコッタのタイルとか貼ったりコンクリートを打ったりするのが「土間」だ。でも、そうじゃなくて、できれば三和土(たたき)っぽい土間がいい。柔らかいかんじの土間。
和室の畳も、きっと琉球畳だ。掘ごたつみたいに足をおろせるといい。やっぱり冬はコタツミカンでしょう。今は毎日外遊びだからムリだけれど…。
それに、ウランのお雛様を飾るところがいる。キモノだって着る場所が欲しい。土間との間には障子を入れて、玄関扉じゃなくて障子を開けてコンニチワだ。
建築家Aさんが、「障子を入れない」。と言い出す。
図面を指しながら、「ここのサッシも入れない」と言い出す。
ナニを言っとるのか、このヒト…。
「外玄関も土間にして…」。
それはもちろんそれでもいいけれど…?
なんだかそれじゃ部屋にならないじゃないか。いくらオープンなつくりにしたいとはいえ、ここは畳の和室なんだし…。
「畳を動かす」。
「!」
なんと、和室が外に出る。土間に面した小さな部屋だったものが、外玄関まで広がっていく大きい畳部屋になった。畳に座ると上は空。畳のレイアウトは自由で、堀ごたつ風にもできる。火鉢を置いてモチなど焼きながら、ぐるり囲んだり、お雛様をディスプレイした島だけ作ってみたり。そして畳の下はもちろんぜんぶ収納。
手押しポンプを部屋の前に置いて、汲みたての井戸水でお茶入れよう。
タタキの土間を素足で渡り、青空見上げて畳の上でお茶飲もう。
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