2005年5月 8日

S社見学会に行ってみた


見学会というものに行ってみた。

建築中の建物を見させていただくのだ。今回見たのはS社の建てている家。S社は建築士さんと大工さんがいる会社だ。大会社ではないけれど志高く、地域密着でこまやかに対応していただけそう。

建物は2世帯住宅だとのことだった。上棟式が終わった直後のようだ。基礎がどうなっていて柱や梁がどのように組まれているのか、一目でよくわかる状態だ。まず、使っている構造材の断面を見せていただく。年輪が密に詰まっている。年輪と年輪の間が2ミリ以下なのだそうだ。比較に見せていただいた普通に流通しているという木材の年輪は倍以上開いている。また最近は集成材の柱を使ってコストを下げている家もあるけれど、やはり集成材では接着面がはがれてしまうこともあるし、長い年月を考えると耐久性には疑問符がつくとのこと。
1本1本の柱が太い。いたるところ金物で接合されている。そして本数が多い。「向こうが見通せないぐらい柱があります」とS社の方。たしかに密林に入ったかのように柱がいっぱいだ。そしてどの柱にもナンバーがふってある。全てが管理された素性の知れた木なのだ。このような木材を普通に使うと流通の過程でとても高くなってしまうけれど、産地から直接仕入れていることでコストを下げているのだそうだ。
床板も厚く作ってあり、2階にピアノや書庫があっても大丈夫なのだそうだ。普通は2階にピアノなど重たいものは置けないのだ。
この家は、一度建てれば50年、100年もつ。
また、この見学会の家はOMソーラーを使うことになっているのだそうだ。太陽熱を利用して空気を暖めて家の中を循環させたり、熱くなれば排気したりする仕組みだ。エアコンに頼らない生活だ。子どもの体には良さそうだ。
かあちゃんはOMソーラーに興味があった。でもとうちゃんは、オール電化に興味があるようで、「IHだとどうですか。子どもがいるので火は使わない方が安全だし」とか言っている。でもS社の方は「子どものうちからガスの火の扱い方を知っておいた方がいい」と言われる。かあちゃんも、そう思ったりする。コンロの火がなくなったら、子どもが火を見る機会はずいぶん減るだろう。

立派だ。でも、気になるのはお値段だ。充分ではない予算で、果たして建てていただくことは可能なのだろうか? そのあたりをうかがってみると、やはり予算オーバーだった。でも、もうちょっとなんとかなれば建てられないこともないのかなという金額だ。この建材を使って技術のある大工さんに建てていただいて長持ちすることを考えれば高くはないだろう。

がんばって予算オーバーでも建てるか考えてみる。S社にお願いすれば、メンテナンスも親切に対応していただけるだろう。ひとつの憧れの「大工さんのつくる家」だ。
でも果たしてこれから建てる家に孫子の代まで50年100年と住むのだろうか? 今つくりたいのは、子どもたちが育つために必要な家だ。活発な子どもたちが思う存分にできる家。子どもたちと一緒に成長するような家。
それに、子どもが小さいうちは家の中の見通しがきくようにしたい。見通しがきかないほど柱があっては、この場合困ることになる。家のつくりようかもしれないけれど、イメージとは少し違うのかもしれない。

もし、子どもたちが成人して結婚して孫が生まれて一緒に住んだら、子どもや孫が仲良く末永く暮らしていけるように、こんなふうな大工さんのつくる家を建てられたら、と思ったりする。願わくば50年100年守っていってほしい。帰り道に、かあちゃんはそんなことを考えたりする。

匠の会


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コメント[2]

このS社って、東京の創○舎のことではありませんか?
とても良い無垢の柱を使っていることで有名です。
それに関連したことを書きましたので、TBさせて頂きました。

東京町家さん、コメント・TBをありがとうございます。
見学会のほか、S社さんが実際に施工された、もう人が住んでいる家も、外からですが見させていただきました。外観をぱっと見ただけで、際立つお家でした。
その時期が来たとき、こんな家を建てたい、そのためにこれからがんばっていきたい、そんな夢を抱きました。

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